バッハの曲が大好きとおっしゃる中学1年生のふうちゃん!
特に最近「平均律13番が弾きたい」そして「バッハコンクールにも出てみる!」と前向きな発言!
ですが中学生部門には平均律を弾ける部がなく、高校生部門を受けることに。しかも、プレリュードとフーガの二曲が弾けるB部門を受験されることになりました。
この時期、高校生部門は音楽大学(以下 音大)への受験期でもあり、平均律は必ず音大受験の課題曲です。
音大 受験前のリハーサルにバッハコンクールを受けられる高校生が多くとてもレベルが高くなると予想され、中学生のふうちゃんが受験されることを迷いましたが、ご本人のヤル気!を応援することに。
練習をはじめると、最初は少し難しかったようですが、持ち前の頑張りでドンドン上達されました!
そして12月に開催された地区大会は見事に合格。全国大会に進まれることになりました!
年が明けて2月2日 土曜日。銀座の王子ホールにて開催されたバッハコンクール全国大会に出演され、私も応援に行ってまいりました。
さすが全国大会!素晴らしい演奏をされる高校生のなかで、中学1年生のふうちゃんも大健闘!おち着いて丁寧に演奏され、いままでの中で1番よい演奏ができました!
結果は、あと0.02点で入賞でした!
すごい!!
すばらしい!!!
そして、本当に惜しかったねー!
普段から生徒さんに「コンクールの結果に一喜一憂しないで、次に向けてのエネルギーに変えようね」と言っている私ですが、悔しい気持ちはよくわかります。
コンクールでは、頑張っているからこそどうしても結果に左右されてピアノをやめてしまおうと思うことも少なくありません。私自身、娘と息子がコンクールを受けたとき、結果をみては子どもたち以上に落ち込んだこともありました。
ですが、いま振り返ってみると貴重な体験だったなと思います。辛いとき、しんどい時に頑張る心を知らず知らずのうちに育むことができたと思うからです。
いま、自分の力で前へ進み人生を歩んでいる娘と息子を見ていると、悔しい思いをしたあの経験は、彼らの人生の色々なシーンに役立っていると心から思います。娘が浪人時代にあんなに前向きにがんばれたのは、コンクールに落ちても次に向けて頑張るということを続けてきたからだと感じています。
ふうちゃんは今回 高校生に混じって良い演奏ができるまでに成長できたことこそが大事!
ふうちゃんの日ごろの努力を物語っていますね。
まだまだこれからたくさんの曲に出合って、ピアノを楽しんでほしい。もちろん、バッハが大好きというお気持ちも大切に頑張ってほしいと思います。
ふうちゃん、次に待っている輝くステージへ向けて、またピアノと向き合い、一緒に取り組んでまいりましょう。今月もレッスン室でお待ちしています!
神戸市西区のピアノ教室 本田真貴子ピアノ教室